2016年7月16日 (土)
お知らせと新刊情報
本日はお知らせと超久々となる(^^;新刊情報をお届けします。
まず、お知らせからですが、サイト管理者、既に帰国しておりますため、更新を再開いたします。なお、今回の入荷情報は、先週入荷分もできるだけ盛り込んだ約3ケ月ぶりのフル規格版とすることを予定していますのでご期待くださいませ。
続いて新刊情報です。既に買われた方もいらっしゃるかもしれませんが、「ファインディング・ドリー 」(いよいよ今日公開!)公開のタイミングで飼育本が2冊リリースされています。
まずはかつて専門誌の定番の一つであった「コーラルフィッシュ」を出されていたエイ出版社さんが久々に送り出した「カクレクマノミの上手な飼い方」。あの名著「はじめて海水魚を飼う時に読む本」からもう12年ですか・・・本当にあっという間に感じられますが、「コーラルフィッシュ特別編集」の文字が光っています。
もう一冊は、現役で活躍中の専門誌、「コーラルフリークス」を手掛けるネコ・パブリッシングさんが放つ「初心者でも大丈夫! クマノミの飼い方がわかる本」です。
どちら飼育初心者を主なターゲットにわかりやすくまとめている印象の作りですが、「ファインディング・ドリー」の紹介を取り入れる等、新規層の開拓にも一役立ちそうですね。
前回のニモブームの際は、どうみても厳しいだろう、というレベルの怪しげな飼育セットも多数?発売されましたが、そのために飼育期間が短期で終了してしまったというトラウマを未だに抱えている人も多数存在すると思われます。
「売らんかな」の姿勢も、営利企業である以上、ある程度理解できなくもない部分はありますが、今回、もし再びブームが到来するのなら、一人でも多くの方に海水魚飼育の醍醐味・そして楽しみを味わっていただけるよう願ってやみません。
という訳で今日はこの辺で。
7月 16, 2016 器具・書籍・雑誌等 | Permalink
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2011年12月 8日 (木)
コーラルフィッシュ休刊と今後
既にご存知の方も多いかと思いますが、本日は海水魚専門誌についてお伝えします。
最近はご無沙汰でしたが、当ブログでも時折ご紹介してきましたコーラルフィッシュ(枻( エイ)出版)さんが前号をもって一旦休刊となってしまいました。販売部数低下、広告収入減少等つきつめれば、「商業出版としての限界」ということなのでしょうが、同誌にお世話になった方もかなりいらっしゃると思われるだけに残念です。もちろん、同誌のみ販売部数が落ちた、というようなことではなく、インターネット等の発達により情報入手手段が多様化、これに比例して紙媒体の全般的な売上が低下している、といったマクロ的な要素も関係しているでしょう。現に、「名門誌」と言われてきた雑誌の休・廃刊は既に日常茶飯事となっていますし、新聞ですら日常的には読まない(ネットニュースで済ませる)という人も相当数存在します。
この傾向は今後も続いていくと思われ、紙媒体を取り巻く環境はより厳しさを増していくことが予想されますが、サイト管理者などは生来怠け者体質(^^;で「寝転びながら雑誌を読む」ことが大好きなので、どのような形でもいいから存続して欲しいと願っていました。それがこのような結末となってしまい、とにかく残念でなりませんが、その一方で(別な出版社と思われます)新たな専門誌創刊の動きも聞こえてきています。年末頃の創刊となるようですので、大いに期待したいところですし、当ブログでもご紹介する予定です。
また、コーラルフィッシュさんについても、「廃刊」ではなくあくまでも「休刊」と宣言されていらっしゃいますので、いつの日か復刊されることを願ってやみません。併せて老舗であるマリンアクアリストさんのいっそうの頑張り?にも期待したいところです。
という訳で、当ブログの読者の皆様もできる限り専門誌の売上にはご協力いただき(もっとも、当ブログを閲覧される方はほとんど購入されていると思いますが)、メディアの減少に歯止めをかけたいところです。
※コーラルフィッシュの既刊分はこちらから
12月 8, 2011 器具・書籍・雑誌等 | Permalink
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2010年1月 4日 (月)
お知らせと書籍紹介
今日から仕事始め、という方も多かったかと思いますが、本日はお知らせと久々、書籍紹介をお届けします。
さて、まずはお知らせからですが、2010年初となる今週の気になる入荷は、ショップさんの入荷情報を見た上で今週末くらいに更新いたします。なお、今週末も3連休ですので、ひょっとすると連休最終日となるかもしれませんこと、予めご了承願います。
続きましてここからは書籍紹介です。今回ご紹介するのは、12月に出たマリンアクアリストには定番の2冊、「コーラルフィッシュVOL.23」と「マリンアクアリストNO.54」です。
コーラルフィッシュの方はこれがVOL.23、隔月間発行もすっかりお馴染みとなっていて、毎回楽しみにされていらっしゃる人も多いのではないでしょうか?
スイスガードバスレットが美しく映える表紙の今号は「魚とサンゴ 組合せの力学」と題した、所謂「混泳」関係を取り上げています。ちなみに、本特集内で名古屋のラパスさんも登場しています。これ以外には、チェックシート方式で自分の水槽の問題点を炙り出す「トラブル診断チェック(水槽の諸症状に効く)」や最新カタログ付きの「メタハラの基礎知識2010」等が掲載されています。また、ショップさん関連では「熱血海水魚人」のコーナーにコーラルタウン(茨城)さんが、「ショップのコンセプト水槽」コーナーでは愛知のアクアエリアさん、宮城のロッソさん(当ブログ初登場!)が、そして「ショップめぐり」のコーナーでは上にも登場したラパスさん、さらに当ブログでもお馴染みである、兵庫のSkip Jackさんが掲載されています。なお、次号より発売日がこれまでの20日から10日に変更となるそうですので、お間違いなく。
次は、これが54号となるアクア業界の名門雑誌、マリンアクアリストです。
今回のメイン特集は「レイアウト大作戦!!」と題し、「レイアウト&コーディネイト術」と「メンテナンス&レイアウト水槽の観察」の2章仕立てで構成されています。一度悩みだすと止まらなくなってしまうレイアウトの経験は誰にでもあるもの。今回の特集にも、たいへん優れた「お手本水槽」とも言うべき水槽がたくさん紹介されていますので、参考となること間違いありませんね。また、この他、「サンゴの餌を考える」、「ハタタテダイ属全種ガイド」や「ハタタテハゼの仲間を飼う」等が主な内容となっています。
という訳で、この後3連休も控えていますので、正月休みに読めなかった方はじっくり目を通されてはかがでしょうか?
1月 4, 2010 器具・書籍・雑誌等 | Permalink
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2009年8月26日 (水)
海水魚関連書籍情報 海の生き物のふしぎ他
本日は久々に海水魚関連書籍情報といたしまして最近出版された2冊をご紹介したと思います。
まず、1冊目はサイエンス・アイ新書から出版された「海の生き物のふしぎ」。この本は各ページが綺麗な写真を中心に構成されており、「捕食のふしぎ」「共生のふしぎ」「防御・擬態のふしぎ」等全6章から成り立っています。
さて、本書で紹介されている内容はと言いますと、クマノミ、チョウチョウウオ、ハナダイといった皆さんよくご存知のものからオキエソ、オキノスジエビ等あまり馴染みのないもの、さらにサンゴの白化現象やオニヒトデによる食害まで実に幅広く取扱われています。また、新書サイズということもあってコンパクトにまとまっている印象があり、「電車の中でちょっと読む」シチュエーション等によくマッチしそうです。
全体的に、マリンアクアリストにとっては既知のものも多いとは思いますが、別に持っていても損はない1冊といえる内容ではないでしょうか?
今1冊は宝島社から出版された「深海の生きもの衝撃ファイル」です。
以前にも当ブログで「深海モノ」を取り上げたことはありますが、本書の特徴は何と言っても「生体が写真ではなくイラストで紹介」(注:写真も若干掲載されています)されている点と、「全体的に軽いノリの構成」です。それぞれのイラストに付されたコメントの秀逸性もさることながら、文章もユニークに飛んだものが多く、結構笑わせてくれる内容となっています。
謎の多い深海魚ですが、中にはかなりぶっ飛んだ生態を持つものも相当数存在し、この手の本は読んでいて飽きが来ません。「飽きが来ません」で思い出しましたが(^^;そろそろ「秋が来ます」ので、本書を読みながら、秋の夜長に、海底深く生き抜く生物に思いを馳せるのも悪くないと思います。
という訳で今日はこの辺で。
8月 26, 2009 器具・書籍・雑誌等 | Permalink
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2009年3月26日 (木)
海水魚関連書籍情報 海水魚の飼い方が分かる本
本日は久々に海水魚関連書籍情報といたしまして、コーラルフィッシュでお馴染みの枻(エイ)出版さんから発売された「海水魚の飼い方が分かる本 飼いやすい魚編」をご紹介します。この本は、昨年出版された名著「サンゴを上手く飼うための本」のいわば魚編と言った位置づけで、今回も他書ではなかなか見られない分類等がされており、ビギナーはもちろん、ある程度飼育経験がある方でも役立つ内容となっています。
さて、早速内容の方に移りますと、種別順の紹介は従来同様ですが、まず「サンゴ水槽向き」「魚水槽向き」「どちらの水槽でも」という切り口があり、そこからさらに踏み込んで「人口飼料に餌付かせる困難度合い」や「他の魚と、上手く混泳できるか」等のチェックポイントが掲載されています。もちろん、その魚に関する解説もバッチリ付属(編者の方のご苦労がしのばれます)。
ちなみに、生体数で言うと、今回は約300種が紹介されています。
そして、これは個人的な感想になってしまいますが、枻(エイ)出版さんのこの手の本はとにかく読み易い!大小上手く配置された綺麗なカラー写真や、一目でわかるその魚の特徴等、いつもいつも相当ユーザーフレンドリーな構成だと思います。
結論としては、別に同社を持ち上げる訳ではないですが、魚飼育のバイブルとするもよし、図鑑的な使い方をするもよし、と買って損はない内容と言っていいと思います(但し、図鑑的な使い方を志向される方には若干物足りない内容でしょうか)。余談ながら本書は「飼いやすい魚編」ですので、当然続編(「飼いにくい魚編」とか?)が待たれるところです。
と言う訳で、昨年発売された「サンゴを上手く飼うための本」と一緒に是非とも常に手元に置いておきたい一冊です。
3月 26, 2009 器具・書籍・雑誌等 | Permalink
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2009年1月 4日 (日)
記事500UP達成!&書籍紹介
本来であれば、本日は日曜恒例、今週の気になる入荷をお届けする日ですが、まだ年初で入荷も少ないということもありますので、今回は気になる入荷をパスして「記事500UP」と書籍紹介(コーラルフィッシュVOL.17)等をご紹介します。
さて、先日もご紹介したとおり、今回で記事投稿数が500に到達しました。その際も申し上げましたが、生来飽きっぽい性格のサイト管理者にしては上出来、と言えます(^^;当初このブログをスタートした際には、正直、ここまで続くとは思ってもみませんでしたし、これだけショップ様を含めた全国の皆様と交流が持てるとも思っておりませんでした。いずれにせよ、ここまで来れた以上、可能な限り更新し続けてみたいと思いますので、今後ともよろしく申し上げる次第です。なお、この間、一度でもご紹介したショップさんの数は凡そ400前後くらいではないかと思います。全国のかなりのショップさんを網羅しているかとは思いますが、もし「まだ一度も紹介されたことがない」というショップさんがございましたら、管理者宛ご一報くださいませ(^^;
続きましては書籍紹介です。
既に発売されて2週間くらい経過しておりますので、購入された方も多いかと思いますが、今回は海水魚飼育者の間ではすっかりお馴染みとなっている「コーラルフィッシュVOL.17」を簡単にご紹介したいと思います。
今号は、巻頭特集として「魅惑のセカンドタンク」を、その他年末関連?として「たまった汚れに、今こそサヨウナラ」という掃除特集等が掲載されています。また、今回本書で紹介されているショップさんとしては、「ショップのコンセプト水槽」でユニークフィッシュクラブさん、コーラルタウンさん、シーワールド東海さん等が、「ショップめぐり」で珊瑚堂さん、アクアインテリア・ビューさん等が掲載されています。ちなみに、隔月刊化されて以来、「マリンアクアリスト」と発売日が重なることが年2回(6月・12月)となりましたが、奇しくも今回はそのうちの1回。売れ行きはどうなんですかね?
紹介ついで、ではないですが、サイト管理者オススメの海水魚関連書籍も併せてご紹介↓↓↓
サンゴを上手く飼うための本(サンゴ飼育者必携!)
クマノミとイソギンチャクの飼育法(クマノミ飼育者必携!)
世界のエンゼルフィッシュ(ヤッコ飼育者必携!)
チョウチョウウオの地球(奇才・荒俣氏が贈る渾身の一冊!)
最後にプチショップさん情報ですが、まずVESSEL(ベッセル)さんで1/18まで新春セールを開催中。生体10%OFF、器具5%OFF等となってます。次に入荷情報ですが、アクアステーションピュアさんにシマヤッコ等が、アクアショップMQさんにスクリブルドアンティアス(ペア)、ハタゴイソギンチャク(パープル)等が入荷されています。また、宮古海水魚さんにも少しだけUPされているようです。
という訳で、明日から仕事、という方も多いと思いますが、正月ボケすることなく、仕事始めを迎えてくださいね(→もちろん、サイト管理者を含めて、です^^;)。
1月 4, 2009 器具・書籍・雑誌等 | Permalink
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2008年9月 9日 (火)
海水魚器具価格比較(第12回 メガバイト編)
本日はなんと!昨年6月以来となります、海水魚器具価格比較の第12回(多分^^;)といたしまして、皆様にはスッカリお馴染みとなっているであろうキョーリンさんの海水魚用フード、メガバイトシリーズを取り上げてみたいと思います。この商品は確か2005年の発売で比較的新顔だったと記憶していますが、その喰いつきの良さから愛用者が増加し、この分野でのヒット商品となっていますね。なお、比較に際しての諸注意事項はこれまで同様ですので、予めご了承願います(と言っても、前回が1年以上前ですから簡単に申し上げますと、「サイト管理者が調べられる範囲で調べた結果ですので絶対的ではありません^^;」ということです)。
まずはじめにお断りいたしますが、本品を取り扱っているショップさんがたいへん多かったため、足切りを設けております(販売価格が1,300円を超えるショップさんは掲載しておりません)。また、ご存知のとおりメガバイトシリーズにはサイズ(S・M)の他グリーンとレッドという植物食性用、動物・雑食性用の2種類が存在しますが、この2種類間における価格差はないのが実情ですので、特に種類別価格ということではありませんので申し添えておきます。今一点、表中の価格は税込みです。
以上を踏まえて左表をご覧いただければ、と思いますが、表中約3分の1のショップさんが1,000円未満という、なかなかコストパフォーマンスに優れたものとなっています。
ちなみに今回1位となったのは横浜の海水魚ショップ、マリンルートワンさんでした(但し、現在「SALE」となっており、超お買い得品のコーナーに掲載されていますので期間限定の可能性があります)。なお、この表には載せていませんが、販売価格税込み1,350円前後というショップさんがかなり目に付きます。税込み定価1,575円ですので、15%前後のディスカウントが一般的といったところでしょうか?表中の実勢価格は約1,136円ですが、これら一般的なショップさんの販売価格も勘案すると1,200円前後が全国平均ではないかと思われます。
という訳で、このシリーズも今後、以前のように定期的にお届けしていこうと考えております(できるかどうかわかりませんが^^;)。
9月 9, 2008 器具・書籍・雑誌等 | Permalink
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2008年4月 9日 (水)
海水魚関連書籍情報 コーラルフィッシュVOL.13
本日は海水魚関連書籍情報といたしまして、ややご紹介時期が遅れましたが、先月20日に発売になりましたお馴染み枻(エイ)出版さんの「コーラルフィッシュ VOL.13」をご紹介したいと思います。早いもので、今回で13冊目ですね。
さて、今回の巻頭特集は「海水魚を状態よく飼うための7つの方法」といたしましてショップさんからアクアリストさんまでそれぞれのご意見を聞きながら、①購入時に状態のいい魚を選ぶ、②水量の大切さを肝に銘じる、③必要な設備は妥協なく揃える等7つの方法論を提案されています。確かに、ただ「飼育する」だけなら比較的簡単ではありますが、「状態よく」という冠がついた途端難易度が上がる生体は皆さんご存知の通り(^^;結構いますので、日常的に役立つ特集ではないかと思います。
また、第2特集では「生エサ・活エサで極上のひとときを」と題しましてイカ・アマエビ・アサリ・冷凍エサといった生エサや小魚、エサエビ等の活エサの「調理法」(^^;を紹介しています。サイト管理者はあまり生エサ・活エサ等を使う機会がないため、たいへん参考になりますね。
さらに今一つ、用品企画では「塩ビ配管の基礎知識 オーバーフロー水槽ユーザー必見!!」と題しましてLesson.1~8に分け、それぞれパイプの規格説明や継ぎ手・バルブの種類等の解説・そして実践編(水槽配管実技)として実際に水槽にオーバーフロー加工する様子を写真入で説明しています。
なお、海水魚ショップ・海水魚専門店さん関連の紹介としては、山梨のスプラッシュセレナさん、東京のプライベート水族館さん、大阪のパセオ大日店さんが「ショップのコンセプト水槽紹介」コーナーで、兵庫の姫路コーラルさん、東京のパウパウアクアガーデンさんが「ショップめぐり」コーナー」でそれぞれ紹介されています。
という訳で、すっかりマリンアクアリストの皆様にお馴染みとなった一冊のご紹介でした。
4月 9, 2008 器具・書籍・雑誌等 | Permalink
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2008年2月27日 (水)
海水魚関連書籍情報 サンゴを上手く飼うための本
本日は海水魚関連書籍情報といたしまして、「コーラルフィッシュ」シリーズでお馴染みの枻(エイ)出版さんよりつい最近発売されました「サンゴを上手く飼うための本」をご紹介いたします。海水魚で安定した読者層を獲得し、今回ついにサンゴに特化した本を出版、といったところでしょうか?
さて、その内容はと申しますと、まず「飼い易さ」等を基準にサンゴを7グループに分類、そしてそれぞれのグループに属するサンゴ各種について魅力、購入時のポイント、飼育のポイントや飼育上必要となる各種器具等を個別にバランス良く解説しています。これがかなりわかりやすい仕上がりとなっており、まさに「至れり尽くせり」の内容と申し上げても良いでしょう。これ以外にも「サンゴ飼育基礎レッスン」コーナーにおいては、水質、照明、水流、給餌等の各ポイントを解説する等これもユーザーフレンドリー。また、要所要所で挿入されたコラムも、アクアリストなら誰もが知る大ベテランの先輩諸氏がその腕を十分に奮われており、もちろん秀逸な内容です。
さらに、ほぼ全てがカラーページという読み易さ、見易さもあって初心者の方でも問題なくお読みいただける一冊となっております。今飼育されているサンゴのページからお読みいただいても、これから飼育予定のサンゴのページからお読みいただいても、そして無論、頭から読み始められてもきっとあなたの期待に応えてくれるでしょう。
もし、サンゴ関連の飼育書をお持ちでないようであれば、本書は最適、と言っても過言ではない出来映えです。なお、お値段の方も税込み1,890円とこの手の書籍としては破格ではないでしょうか?
と言う訳で、やや褒めすぎのような気もしないでもないですが(^^;非常に完成度の高い一冊として皆さんに「買い!」のオススメができる良書です(何か今回は株式投資の「オススメ銘柄」みたいになっちゃいました^^;)。
2月 27, 2008 器具・書籍・雑誌等 | Permalink
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2007年12月28日 (金)
海水魚関連書籍情報 コーラルフィッシュVOL.12
本日は海水魚関連書籍情報といたしまして、20日に発売されましたお馴染み枻(エイ)出版さんの「コーラルフィッシュ VOL.12」をご紹介したいと思います。 これで早12冊目、1年間に4冊ペースですので次号よりいよいよ4年目に突入ですね。
さて、今回は「ちっちゃい魚とサンゴが面白い!」と題しまして、「箱庭的飼育」を特集しています。特に小型水槽における様々な飼育例等が紹介されていますので、小型水槽をお持ちの方には参考になるはず。併せて小型水槽向けの生体(魚・サンゴそれぞれ)等も掲載されていますのでこちらもチェックです。
また、第2特集では「ライブロックレイアウトの極意はここにあり」という、ライブロックレイアウト方法を特集しています。ライブロックを水槽に入れていらっしゃる方は相当な数に上ると思われますが、結構そのレイアウトには気を遣いますよね。何度もやり直したり、最悪、どこかでレイアウトをリセットしたくなったり(^^;この特集では実際例を用いて綺麗な写真と共に紹介していますので、活用できるコンテンツに仕上がっています。
これ以外にも器具特集としてヒーターを取り上げたり(特集名:「ヒーターについて知っておきたいこと」)、ろ過に関する詳しい解説があったりと、いつもながら内容は充実していると思います。
なお、海水魚ショップ・海水魚専門店さん関連の紹介としては、千葉のトロピカルリゾートさん、静岡のAQUA REIさん、大阪のエキゾチックアフリカさんが「ショップのコンセプト水槽紹介」コーナーで、横浜のアクアショップAIさん、大阪のトロピカルマリンハウスさん、アクアテイラーズさんが「ショップめぐり」コーナー」でそれぞれ紹介されています。
という訳で、「年末年始の海水魚ライフのお供に」、的な一冊です。
12月 28, 2007 器具・書籍・雑誌等 | Permalink
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2007年11月23日 (金)
海水魚関連書籍情報 クマノミとイソギンチャクの飼育法
本日は海水魚関連書籍情報といたしまして、既に発売から2年が経っておりますが、これまで当ブログでキチンと紹介したことのなかった海水魚関連書籍「クマノミとイソギンチャクの飼育法」をご紹介したいと思います。
先に申し上げましたとおり、この本は2年ほど前にエムピージェーさんから発売となっていますが、当然のことながら現在でも内容的に全く古さはありません。
さて、その内容はと申しますと、クマノミ各種の紹介(特徴や飼育ポイント等を含む)から始まり、イソギンチャク各種の紹介と続いて、最後の章では総合的な飼育法を紹介する、といった構成となっています。
飼育法ページに関する全般的な印象としては、「基本事項をカバー+個別事例」という感じですので初心者以外の方にはやや物足りないと感じれられるかもしれませんが、本書を「クマノミ+イソギンチャクのカラー図鑑」的に捉えた場合、前ページほぼ全て綺麗なカラー写真が掲載されている等かなり上質なものに仕上がっていると思います。
という訳で、本書はクマノミ好きの方はもちろん、「これからクマノミとイソギンチャクの共生を楽しみたい」という方や「専門図鑑を手元に置いておきたい」という方等には特にオススメの一冊です。
※その他オススメ本はこちらプロフィールページにあります。
11月 23, 2007 器具・書籍・雑誌等 | Permalink
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2007年9月27日 (木)
海水魚関連書籍情報 コーラルフィッシュVOL.11
本日は海水魚関連書籍情報といたしまして、20日に発売されましたお馴染み枻(エイ)出版さんの「コーラルフィッシュ VOL.11」をご紹介したいと思います。
今回は「デッカイ本格水槽が欲しい」と題しまして、主として90センチ以上のオーバーフロー水槽を中心とした構成の特集が巻頭を飾っています。既にオーバーフロー水槽をお持ちの方は別にいたしまして、てアクアリストにとって「オーバーフロー水槽導入」はやはり憧れであり、現状に満足していらっしゃる方はともかく、大半の方は「いつかは・・・」と思われているのではないでしょうか?これを読むと、欲しさ倍増となりそうですね(^^;
そして第2特集は「気になる最新エキップをチェック」と題して、小型クーラーの「テトラ・クールボックスCX-30」やハングオンタイプ簡易(擬似)オーバーフローシステムである「カミハタ・ラピッドプロ」等最新海水用品がレビューされています。また、これ以外にも「水槽内のUMAを捜索せよ」(UMA=水槽内に知らず知らずに繁栄したりする各種生体→ カーリーとかウミケムシとかの紹介?です^^;もちろん、有益な種や無害の種もちゃんと紹介されていますのでご安心を^^;)や用品企画として「アストロビーム」で有名なデルフィスさんの工場訪問等今回も盛り沢山の内容となっています。
ショップさん関連では「北関東の雄(と勝手にサイト管理者は呼んでおります^^;)群馬のVESSEL(ベッセル)さんと大阪のアキュリさん(→最近はあまり当ブログでご紹介する機会がありませんが^^;)が「ショップめぐり」コーナーで、東京サンマリン(千葉北店)さんと高知のBORABORA(ボラボラ)さんが「ショップのコンセプト水槽紹介」コーナーでそれぞれ紹介されています。
という訳で、すっかり海水魚飼育者の定番となっている一冊のご紹介でした。
9月 27, 2007 器具・書籍・雑誌等 | Permalink
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2007年9月 7日 (金)
海水魚関連書籍情報 魚の心をさぐる
本日は海水魚関連書籍情報といたしまして、成山堂書店の「魚の心をさぐる」をお届けいたします。
この本、実は以前より気になっていたのですが、なかなか読む機会に恵まれず、今回Amazonから送られてきたオススメメールに後押しされた形でようやく読むことができました(とは申しましても、まだ読了してはおりませんが^^;)。
さて、本書の著者である益田玲爾氏は「魚類心理学」という新しい分野のパイオニアとしてこれを自ら研究されており、「人同様、魚も生体を観察することが基本」として実際に様々な種を観察し、魚に対して従来にはなかったようなユニークな考察を加えられています。題材に取り上げられている魚は、決してアクアリウム系という訳ではないですが、そうは言っても普段鑑賞したり、あるいは食べたりしている(^^;魚がどんな考えで行動しているのか?は極めて興味深く、読み進んでいくに従い面白さが増していきます。
この著者の主張(あるいは考え方)に異論を持たれる方も当然いらっしゃろうかと思いますが、とにかくそのユニークさでは群を抜いていると言っても過言ではないので、どうお考えになるかは別にして一読をオススメする次第です。
なお、この本もシリーズの一冊となっているベルソーブックスは、本書以外でもにも「魚との知恵比べ」や「魚の変態の謎を解く」等興味をそそられるタイトルが発行されていますので、こちらも近いうちにチャレンジしてみたいと思います。
9月 7, 2007 器具・書籍・雑誌等 | Permalink
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2007年8月29日 (水)
海水魚関連書籍情報 深海生物の謎
本日は海水魚関連書籍情報といたしまして、サイエンス・アイ新書の「深海生物の謎」をお届けいたします。
「深海モノ」というと、当ブログでも以前に「深海生物ファイル」をご紹介させていただきましたが、本書はその著者でもある北村雄一氏が出された最新刊です。
前著でも、いろいろな驚きをもって読むことができましたが、今回も深海探査カメラ等による様々な深海生物の写真が豊富に掲載されており読んでいて飽きませんし、その知られざる生態は興味が尽きませんので、皆さんもあっという間に読破してしまうことでしょう。特に今回は、マリンアクアリウムでもお馴染みと言っても良いナマコ類が詳しく取り上げられており(もっとも、タイトルにもありますとおり「深海に棲息するナマコ」ですが)、とにかく面白い、の一言です。
また、これに加え深海探査のいろいろや、付録として「深海生物マップ」さらには「ナマコ サイズ比較」(^^;等も盛り込まれており、価格1,000円ということも考えるとオトクな一冊間違いなしです。
という訳で、何かベタ褒めとなってしまいましたが(^^;これはどなたにでもオススメできると思います。
先に出版された深海生物ファイルと併せてどうぞ。
8月 29, 2007 器具・書籍・雑誌等 | Permalink
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2007年8月 8日 (水)
海水魚関連書籍情報 海中奇面組
本日は海水魚関連書籍といたしまして、発行年月は昨年11月と少し前になりますが、水中写真の第一人者である中村征夫さんが著されたベスト新書「海中奇面組」をご紹介したいと思います。
中村氏は著名な方ですのでご存知の方も多いかと思いますが、この本は氏のエッセンスがギッシリ詰まっています。元々読売新聞に連載されていたものをまとめたというこの一冊(恥ずかしながらサイト管理者は読売新聞を購読しておりませんので未見でした)、カクレクマノミやゴールデンバタフライ等お馴染みの面々の写真も沢山掲載されていますので、海水魚飼育者は無論のこと、「海水魚のユニークな写真を見てみたい」という方等いろいろな方にオススメできます。また、写真に添えられている氏のエッセイも秀逸で読んでいて飽きませんので、あっと言う間に読破されるのではないでしょうか?
さらに新書サイズでコンパクトな造りになっていますので、持ち歩きにも便利です(その分、写真が小さかったりといったマイナス点はありますが・・・)。
ということで、専門書や飼育書には載っていない海水魚の世界を味わってみたい方は是非ご一読のほどを。
ちなみに前回もご紹介いたしましたが、飼育歴等を問わず現在でもオススメできる書籍も以下に掲載いたします(プロフィールページより抜粋)ので何かのご参考に。。。
クマノミとイソギンチャクの飼育法
各種クマノミ、イソギンチャクの写真付解説や飼育法を網羅した内容
クマノミとイソギンチャクの共生を楽しみたい方は必携
世界のエンゼルフィッシュ
ヤッコに特化した良書
チョウチョウウオの地球
奇才荒俣宏氏が放つチョウチョウウオ専門書
※「このショップ、この一品」、今回はアクアショップMQさんにご担当いただいておりますが、いよいよ残すところあとわずか、明日までとなって参りました。タツ類等が豊富にあるようですので、狙っている方はこの機会をお見逃しなく!
緊急追記:ナチュラルさん、またやっちゃいましたね。。。さすがに2回目なのでまずいのでは?
8月 8, 2007 器具・書籍・雑誌等 | Permalink
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2007年7月 3日 (火)
海水魚関連書籍情報 海水魚の楽しみ方BOOK
本日は海水魚関連書籍といたしまして、先日成美堂出版さんより発売されました「海水魚の楽しみ方BOOK」をご紹介いたします。恐らく現在出版されている本の中で、初心者向けハウツー本としては最新刊と思われる一冊です。
さて、早速本の紹介に移りますが、内容は全部で5つのパートに分かれており、レイアウト実例~生体カタログ~基礎知識~水槽セッティング~メンテナンス、と(当たり前ではありますが)初心者が海水魚飼育に必要と思われるポイントはほぼ全てカバーしています。そして嬉しい「全ページカラー仕様」、かつ掲載写真がどれも美しいということもあって、たいへん綺麗な仕上がりとなっています。ただ、A5サイズとコンパクトなことに加え、総ページ数160Pの中に上記内容を詰め込んでいますので、一つ一つの項目についての記述がやや浅い感は否めません。初心者向けという点を考慮しましてもこれをカバーするために、本書とは別にもう一冊程度用意し併用していく方が良いと思われます。
それ程定かではありませんので間違っている可能性もありますが、この手の「A5サイズ初心者向けハウツー本」は、自分の記憶では一昨年の夏前くらいに発売された主婦の友社刊「はじめての海水魚」以来2年ぶりだと思います。A5であれば手元にも置きやすいサイズで常に側に置いておけると思われますし、またA4サイズのムック系書籍よりも「入門書」的な雰囲気が味わいやすいという点(あくまでもサイト管理者の感覚ですが・・・)もありますので、掲載情報量の問題等はありますが今後もこうした書籍が定期的に発売されることによって、飼育人口増加に寄与していけばいいですね。
ちなみに飼育歴等を問わず、現在でもオススメできる書籍も以下に掲載いたします(プロフィールページより抜粋)ので何かのご参考に。。。
クマノミとイソギンチャクの飼育法
各種クマノミ、イソギンチャクの写真付解説や飼育法を網羅した内容
クマノミとイソギンチャクの共生を楽しみたい方は必携
世界のエンゼルフィッシュ
ヤッコに特化した良書
チョウチョウウオの地球
奇才荒俣宏氏が放つチョウチョウウオ専門書
7月 3, 2007 器具・書籍・雑誌等 | Permalink
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2007年6月21日 (木)
海水魚関連書籍情報 コーラルフィッシュVOL.10
本日は海水魚関連書籍情報といたしまして、20日に発売されました枻(エイ)出版さんの「コーラルフィッシュ VOL.10」をご紹介したいと思います。このコーラルフィッシュ、マリンアクアリストの間では既にすっかりお馴染みとなっている一冊ですが、今回は同誌上初となる「特別付録DVD」付きとなっています。
さて今回の特集は、まず巻頭で「はじめてのベルリンシステム」としてその基本知識やシステム説明、ミドリイシ飼育方等について解説されています。このあたり、発刊以来2桁となる10号を迎え、これまでよりややレベルを上げてきている感じがしますね。また第2特集として「コケを今度こそ退治する」という文字通りコケ対策を主眼とした役立つ記事も盛り込まれています。
ショップさん関連では、「ショップめぐり」コーナーにおいて兵庫のBe Coolさん、そして当ブログショップさん専用ページにご参加いただいているティアラ(横浜店)さんが登場しています。さらに「ショップのコンセプト水槽」のコーナーにはアクアリウム アゴラさん、ナガシンさん、アクアクルーさんの他、これが当ブログ上初登場となるアクア・モンスターさんが紹介されています。
ちなみに冒頭ご紹介した特別付録DVDですが、サイト管理者はまだ十分観れておりません。この週末にでもゆっくり観ようかと思っております。「沖縄のコーラルフィッシュ」「ショップめぐり」「小型水槽の立ち上げ方」がその内容となっていますので気になる方は要チェックです。
という訳で今日はこの辺で。
※その後の調べでアクアリウム アゴラさんもこれが当ブログ初登場と言うことが判明しました。
6月 21, 2007 器具・書籍・雑誌等 | Permalink
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2007年3月27日 (火)
海水魚関連書籍情報 コーラルフィッシュVOL.9
本日は海水魚関連書籍情報といたしまして、お馴染みとなりました枻(エイ)出版さんの「コーラルフィッシュ VOL.9」をお届けいたします。
初の刊行となった「はじめて海水魚を飼う時に読む本」から3年もの年月が経過し、今ではマリンアクアリストになくてはならないシリーズの一つとなってきているのではないでしょうか?実際にこのシリーズを読んで海水魚を飼い始めた方もいらっしゃることと思いますし、そういう意味でも海水魚業界に新たな層を呼び込んだ功績は大きいのでは、と思います(現実的には、新たに始める人と同数くらいの人が飼育を断念していると思いますので、飼育人口自体は伸び悩んでいると思いますが)。
さて、今回は「今、チャレンジしたい魚30種類」と題して、ヤッコやチョウチョウウオ等ビギナーから一歩脱却した「NEXT STEP」に向けた特集を組まれています。また、タイミング的にちょうど良いと思われる「春の水槽お引っ越しガイド」というちょっとユニークな特集(同時に「サイズアップ」特集もあり)や、用品徹底研究シリーズではほとんどの人がお世話になっているであろう「人口海水」を特集しています。この他、ショップさん関連では「ショップのコンセプト水槽」でアキュリさん、日海センターさん、ブルースポットさん、マリンギャラリーさんが、「ショップめぐり」で名東水園リミックスさん、スプラッシュさんが掲載されていますが、全般的に今回は「完全ビギナー」向けというより、「海水魚飼育にも慣れてきたので、そろそろ変化を求めたい」という方向けの作りに近くなっています。まあ、毎回毎回純粋な初心者の方向けというわけにもいかないでしょうからこういう構成ももちろん「あり」でしょう。
という訳で、いろいろな方にオススメできる一冊だと思います。
※おかげさまでアクセス数30万を突破いたしました!御礼申し上げますm(_ _)m
3月 27, 2007 器具・書籍・雑誌等 | Permalink
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2007年1月 4日 (木)
海水魚関連書籍情報 コーラルフィッシュVOL.8
いつものことながら、過ぎてしまえばあっと言う間の正月休みでしたが、皆さんはゆっくり過ごされましたでしょうか?お天気もまずまずでしたので、初詣等に行かれた方も多いのでは?もしくはここぞとばかりに水槽大掃除&水換え等をされた方もいらっしゃるでしょうね(^^;
さて、本日は海水魚関連書籍情報といたしまして、既に買われている方も多いかと思いますが、枻(エイ)出版さんから先日発売されました「コーラルフィッシュ VOL.8」をご紹介したいと思います。表紙にはスポテッドマンダリンフィッシュ(1匹だけマンダリンフィッシュを紛れ込ませている手の込みようです)を持ってくるというなかなか渋い人選(いや、「魚選」か^^;)です。
今回は、巻頭特集で「サンゴを上手く買う タイプ別テクニック」と題しまして、サンゴのタイプ別飼育法等を様々な角度から紹介されています。また、サンゴ飼育に必要な器具解説等もあり、それほどのページ数ではないにもかかわらず、コンパクトかつたいへん要領良くまとめられています。
この他、「磯採集指南」や、普段何気なく使用している海水魚用人口エサの原料や生産工程を紹介した「人口エサ徹底研究」等も特集されており、興味深く読むことができます。特にアクアリストにとって「日用品」と化している?エサについては、製品の「使用原料」欄を見ただけではイメージしづらいところがあり、これまでやや「謎のベール」に包まれていた部分もあったのですが、この特集でかなり氷解しました(ちなみに取材先は「メガバイト」がヒット中のキョーリンさんです。ところで皆さんはこのエサにつきまして、単品使用でしょうか?それともチャンポン使用(^^;でしょうか?サイト管理者は後者です)。
という訳で、相変わらず「初心者に優しい」構成が随所に見られ、その一貫した姿勢には感銘を受ける次第です。「一冊買ったら以後買い続けてしまう派」の人(←自分です^^;)も巻き込んで、さらなる読者層の拡大を図っていただき、海水魚業界を今以上に活気付けて欲しいところです。
1月 4, 2007 器具・書籍・雑誌等 | Permalink
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2006年11月10日 (金)
海水魚関連書籍情報 海水魚が飼いたい!!
本日は、海水魚関連書籍情報といたしまして、コーラルフィッシュでお馴染みの枻(えい)出版社さんから新しく発売された「海水魚が飼いたい!!」をご紹介いたします。
8月に発売された「海水魚の飼い方 ハンドブック」に続き、今回も海水魚飼育初心者の方をターゲットにした作りとなっております。イメージ的にはこのシリーズの原点ともいえる、「はじめて海水魚を飼う時に読む本」を新しく作り直した、といったところでしょうか?前回のハンドブックとは違い、今回は使用している写真も新たに撮り直したものが多く、また、いつものことながら綺麗なカラーページも充実しているので、たいへん読みやすいと思います。
内容についても、海水魚飼育に必要な基本情報は十分盛り込まれていますので、この手の本をまだ買ったことがない方や、違う本を持っているけど内容に不満がある、というような方は買っても損はないでしょう。なお、巻末の方に全国の主だった海水魚ショップの一覧が出ており、サイト管理者としても重宝する情報です。詳しくはこちらから。
という訳で、海水魚関連書籍のご紹介でした。
11月 10, 2006 器具・書籍・雑誌等 | Permalink
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2006年9月23日 (土)
海水魚関連書籍情報 コーラルフィッシュVOL.7
本日は海水魚関連の定期刊行書籍としてすっかり皆さんにもお馴染みとなっている、「コーラルフィッシュ」最新号をご紹介したいと思います。今号で、2004年4月にいわゆる「海水魚ムック」シリーズとして発売された「はじめて海水魚を飼う時に読む本」以来、ちょうど10冊目となります。この本の一貫した特色として、類似誌?であるマリンアクアリスト等と比べると、常に「初心者向け」を意識をした構成を続けており、そういう意味ではとても間口が広いムックではないかと思いますし、これを読んだことがきっかけとなって海水魚飼育を始められた方も増えてきているのではないでしょうか?「海水魚飼育人口」という観点から考えると、既になくてはならない存在となっていると言っても過言ではないと思います。
さて、今号は「小型水槽飼育」がメインテーマとなっており、いつものことながら豊富な写真とわかりやすい解説で読みやすい構成です。また、養殖ソフトコーラルの現状と題して、著名なシーピーファームさんの取材をされていたり、水槽製造工程をレポートする等付随記事も充実しており、「お買い得」な内容満載でオススメです。
ところで内容とは全く関係ないのですが、発売時期がライバル誌?であるマリンアクアリストと一緒、というのはどうなんでしょう?どちらかと言うと、全く同じタイミングで発売されるよりも別々に発売された方が、読者としてはそれぞれをもっと読み込むこともできそうですし、またそれぞれの特色が際立つような気もするんですが・・・。それに、この手の海水魚雑誌がなにかしら毎月発売されれば、それなりに新規の方を取り込めるような気もします。現状のように「季刊」での発行ペースだと、どうしても発売から1ヶ月以上経過してしまうと書店からも消えてしまいがちですので。
皆さんも「一定時期に一気に発売」よりも「毎月何かの最新号が出る」方が良いと思いませんか?
9月 23, 2006 器具・書籍・雑誌等 | Permalink
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2006年8月25日 (金)
海水魚関連書籍情報 海水魚の飼い方 ハンドブック
本日は、海水魚関連書籍情報といたしまして、枻出版さんより発売されたばかりの「海水魚の飼い方ハンドブック」をご紹介します。「はじめて海水魚を飼う時に読む本」(←これを読んで海水魚を飼い始めた方もいらっしゃるのでは?)以来、すっかり季刊として定着した感のある「コーラルフィッシュ」を手掛ける出版社さんが満を持して?世に送り出したハンドブックです。
さて、その内容ですが、今までの同社出版物の(特に初期の頃の)総集編的な感じといえばいいでしょうか?初心者向けの内容が多く(本書はそういう狙いですから当たり前といえば当たり前ですが・・・)中級者以上の方には物足りないでしょう。なお、見開き2ページで1Chapterの構成となっていて非常に読み易い作りには好感が持てました。ただ、残念だったのは、中のほとんどが白黒写真となっているため、海水魚やサンゴの持つ独特で美しい「色」が表現しきれていないというところでしょうか?また、写真もこれまでのシリーズからの転用が結構ありますが、まあそこは「総集編」的ですから致し方ないでしょう。
全体として、「これから海水魚をはじめる」という方向けというイメージですが、同社の出版物をお気に入りの向きは買ってみてもいいのではないでしょうか?
8月 25, 2006 器具・書籍・雑誌等 | Permalink
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2006年6月21日 (水)
海水魚関連書籍情報 性転換する魚たち
本日も前回に引き続きまして海水魚関連書籍情報をお届けします。初版が2年くらい前、とそれ程新しい訳ではなく既にお読みになられている方も結構いらっしゃることとは思いますが、あらためて取り上げさせていただきます。その書籍とは、優れた研究書でもある「性転換する魚たち-サンゴ礁の海から」です。
ご存知のとおり、クマノミ等は性転換(成熟個体がメスになる等)いたしますが、本書はその性転換の背景やメカニズムに鋭く、そして明快に切り込んでいます。一部やや表現が固いところがあり、読み辛いと感じられることもあろうかと思いますが、特に海水魚飼育をしている方等であれば、その内容の面白さも手伝って読破は容易です。また、読み進むうちにいろいろな「発見」があるので、知識の上積みも十分あるはずです。読了後は海水魚がこれまでとは違った形で見えてくることもあるかもしれません。
著者である桑村哲生氏は長らく海水魚関連の研究を続けられており、氏の文献をたどっていくと、1976年より論文を発表されていることがわかります(→「白浜付近の枝状サンゴの枝間にみられる魚類の季節的消長」1976-「南紀生物」上において)。ちなみに現在入手可能な氏の著書は、Amazonでは6種類、うち最も古い出版は1987年の「魚類の性転換 動物 その適応戦略と社会」です。当時よりこの分野における第一人者であったことがうかがわれますね。なお、紀伊国屋Webで検索すると、1981年に「渚の生物」という書籍を出版されていることもわかります(現在は絶版のため入手不可能のようですが)。
という訳で、海水魚に対する理解をより深めたい方には必読の一冊ですし、「性転換する魚?」と興味を持たれた方もこれを機会に是非一度お読みになってみてください。
性転換する魚たち-サンゴ礁の海から
先日発売されたばかりの「コーラルフィッシュ」最新号も載せておきます↓
コーラルフィッシュ最新号
6月 21, 2006 器具・書籍・雑誌等 | Permalink
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2006年6月19日 (月)
海水魚関連書籍情報 深海生物ファイル
本日は海水魚関連書籍として、「深海生物ファイル」をご紹介いたします。
「深海魚」とか「深海生物」と聞くと、皆さんはどのような生物を思い浮かべられるでしょうか?チョウチンアンコウやオウムガイといったところなどは比較的すぐ出てくると思いますが、それ以外に深海には一体どんな生物が棲んでおり、どんな生活をしているのか?に鋭く迫ったのが本書です。
さてその内容ですが、はじめにいろいろな深海生物を写真で紹介していった後、今度は深度に応じてその領域に棲む生物をさらに詳しく説明する、といった流れです。6,000mより深いところにも生物が存在するなんて不思議としか言いようがないですね。水圧なんてものすごいでしょうから。。。ちなみに、海水魚ファンにはおなじみの種も時折見かけることができ、何故かホッとしてしまいます(^^;なお、わずかながらディープアクアリウム(いわゆる、「深海魚飼育」です)についての記述もありますが、一般の人がチャレンジするには敷居が高そう・・・です。
次に構成としては、全体的に写真やイラストをふんだんに取り入れており、非常に読み易い仕上がりになっています。また、深海生物の生態は面白いものが多く、ついつい読み進んでしまい、読破にそれ程時間はかからないと思います。鬱陶しい梅雨空が広がっている時にでも、ご自宅の水槽を眺めながら深海生物に思いを馳せてみる、というお時間を過ごしてみたい方にはオススメです!もちろん、海水魚ファンならずとも、その驚くべき生息環境・生態は一読に値しますので是非!
深海生物ファイル
という訳で海水魚関連書籍のご紹介でした。
6月 19, 2006 器具・書籍・雑誌等 | Permalink
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2006年5月 5日 (金)
海水魚関連書籍情報 楽しい海水魚飼育ビギナーズ
本日は海水魚関連書籍として、最近(でもないか^^;)白夜書房より出版された「楽しい海水魚飼育ビギナーズ」をご紹介いたします。白夜書房と言えばアクア系雑誌の一角である「楽しい熱帯魚」(→このタイトルを見ると、その昔流行ったWINKの「淋しい熱帯魚」を思い出してしまう自分は古い?^^;)の出版元として業界でも有名ですが、この度海水魚初心者向けとして同書を出版されました。
内容はタイトルのとおり初心者向けがメインですが、そうは言ってもWebでいうところの「各種コンテンツ」が充実しており、そのどれもよくまとまっていて、手元に置いておいても損はない内容となっています。また、カラー写真もふんだんに取り入れられており、飽きが来ない作りとなっている上、初心者ではない方も読み込めば何か新しい発見があるのでは?と思われる程多様な記事・解説が掲載されています。
最近はあまり聞かなくなりましたが、パソコンでは全ての機能を備えた機種を「オールインワン」と呼んでいました(今でも使っているんですかね?)。また、アクア関連でも「オールインワン水槽」等の言葉が使われています。そういった意味では、本書はまさに海水魚飼育書のオールインワンでしょう。
と言うわけで、初心者・ビギナーの方はもちろん、飼育暦数年くらいまでの方にもオススメできる書籍です。
詳しくはこちらから。
5月 5, 2006 器具・書籍・雑誌等 | Permalink
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2006年3月 1日 (水)
海水魚関連器具情報 マルチスキマー
本日は、海水魚関連器具情報としてアクアシステム社さんの新製品(と、言ってもちょっと前に出ていますが)、「マルチスキマー」をご紹介したいと思います。
この商品を一言で表すと「夢の?超一体型商品」でしょうか?基本性能として、プロスキ+殺菌灯+生物濾過を兼ね備えています。また、これ以外にも油膜除去機能が付いており、まさに「オールインワン」(パソコンみたいですね)と呼ぶにふさわしい機能となっています(なお、同社HPでは、使用に際して60センチ水槽を推奨されています)。
実は昔から「これだけでOK!」とか「全てをカバー!」の謳い文句に極めて弱い体質でして(^^;当然、この製品にも惹かれまくっています。是非一度使ってみたいなあ、と思っているのですが、「是非一度」のレベルで出費3万円(定価)は考えてしまいます(^^;また、これまで発売された「一体型」商品の多くが生き残っていない状況も、購入を躊躇してしまう大きな要因となっています(NISSOのプロスキ+底面の「ハイブリッドフィルター」とか思い出しますね・・・)。
と、いうわけで、もし既にお使いの方がいらっしゃいましたら、ご感想などを是非お聞かせくださいませ。
※ちなみに、アクアシステムさんのWebですが、新着情報の最新が更新されていませんので、こちらをご覧になられても出てきません(最新情報は2004年6月でSTOP中)。
3月 1, 2006 器具・書籍・雑誌等 | Permalink
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2006年2月24日 (金)
海水魚関連書籍情報
本日は、最近発売された、または発売予定の書籍関連をご紹介します。
まずは「アクアライフ」のエムピージェーさんから。
●クマノミとイソギンチャクの飼育法(2,940円/税込み)・・・
少し前に発売されていますが、文字通りクマノミとイソギンチャクについての本です。内容充実!
●フグの飼い方(1,890円/税込み)・・・
最新刊。こちらもフグに絞った内容です。恐らく、フグ飼育単独としては初の書籍。
続いては誠文堂新光社さんから、著名な小林道信氏のカタログです。
●海水魚・海の無脊椎動物スーパーカタログ(1,890円/税込み)・・・
カラー写真も多く、とても綺麗な仕上がりです。まだこの手の本を持っていない人にはオススメ!
そして同じくカタログ系ですが、ピーシーズさんから。
●海水魚・海の無脊椎動物1500種図鑑(4,900円/税込み)・・・
小林氏のカタログと名前似てますが、こちらは1500種!(小林氏の方は1000種です)ただし、値段が・・・
最後にご紹介するのは「楽しい熱帯魚」の白夜書房さんから発売予定書籍です。
●できる海水魚飼育ビギナーズ 白夜ムック234(予価1,890円/税込み)・・・
題名からビギナー向けの内容のようですが3月11日発売予定となっています。
ついにフグの単独本も発売されましたが、これからも益々、特定種にフォーカスした飼育書等は増えていくのではないでしょうか?気になる書籍があれば、是非読んでみてください!
2月 24, 2006 器具・書籍・雑誌等 | Permalink
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