海水魚関連書籍情報 海の生き物のふしぎ他
本日は久々に海水魚関連書籍情報といたしまして最近出版された2冊をご紹介したと思います。
まず、1冊目はサイエンス・アイ新書から出版された「海の生き物のふしぎ」。この本は各ページが綺麗な写真を中心に構成されており、「捕食のふしぎ」「共生のふしぎ」「防御・擬態のふしぎ」等全6章から成り立っています。
さて、本書で紹介されている内容はと言いますと、クマノミ、チョウチョウウオ、ハナダイといった皆さんよくご存知のものからオキエソ、オキノスジエビ等あまり馴染みのないもの、さらにサンゴの白化現象やオニヒトデによる食害まで実に幅広く取扱われています。また、新書サイズということもあってコンパクトにまとまっている印象があり、「電車の中でちょっと読む」シチュエーション等によくマッチしそうです。
全体的に、マリンアクアリストにとっては既知のものも多いとは思いますが、別に持っていても損はない1冊といえる内容ではないでしょうか?
今1冊は宝島社から出版された「深海の生きもの衝撃ファイル」です。
以前にも当ブログで「深海モノ」を取り上げたことはありますが、本書の特徴は何と言っても「生体が写真ではなくイラストで紹介」(注:写真も若干掲載されています)されている点と、「全体的に軽いノリの構成」です。それぞれのイラストに付されたコメントの秀逸性もさることながら、文章もユニークに飛んだものが多く、結構笑わせてくれる内容となっています。
謎の多い深海魚ですが、中にはかなりぶっ飛んだ生態を持つものも相当数存在し、この手の本は読んでいて飽きが来ません。「飽きが来ません」で思い出しましたが(^^;そろそろ「秋が来ます」ので、本書を読みながら、秋の夜長に、海底深く生き抜く生物に思いを馳せるのも悪くないと思います。
という訳で今日はこの辺で。
8月 26, 2009 器具・書籍・雑誌等 | Permalink
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