スカイアクアリウム
昨日、機会がありまして東京の六本木ヒルズで開催中のスカイアクアリウムⅡに行ってきました。
「天空の水族館」「空と水の世界が解け合う幻想的な空間が、海抜250mに出現」との触れ込みで、以前から一度くらい行ってみてもいいかな、と思っておりましたところ、たまたま今回その機会に恵まれました。
ヒルズに入り、まず目に付いたのは案内板にブラックバンド、クラリオンエンゼル等の生体が堂々と描かれている点。「ほんまにいるんかいな」と微妙に疑念を抱きつつ、それでもそこそこ期待してヒルズの最上階へ。
会場に着いていきなり目に飛び込んで来たのは恐ろしいばかりにクマノミが詰め込まれた大型連結水槽。これは手入れが半端なくたいへんだなあ、などと思いながら近寄っていくと、「横になっている魚はお休み中です」との衝撃的な文字が!周りの方はそれを読んで「そっか、寝ているのか」と納得していたようですが、はたしてこれでいいんでしょうかね?
という訳で、入り口でかなりの衝撃こそ受けましたが、気を取り直して中へ。中はまあ無難といえば無難だったんですが、淡水の割合の方が多いという感じ。なお、海水関連はほぼ全て一般種で、上に書いたようなレア生体は皆無でした。あ、それと「お休み中」の生体もチラホラ・・・
全体的には「・・・」な感じでしたが、水槽とは別に眺めは間違いなく良いので(^^;そちらも兼ねて、という方であれば行ってみられてもいいのでは?というところです。また、「アクアリウムに興味がある」という方もそこそこ楽しめるとは思います。
最後に、今回の感想はあくまでサイト管理者の個人的なものですので、その辺はご理解くださいますようお願いいたします。
コメント
ミズタマヤッコ入荷するらしいです。恐らく情報が漏れまくって業界で騒ぎとなっているので未遂で終わるようですが。
入荷するとしたら、その計画をもくろんだ・・・の・・と結託している・・の・・とか・・の・・・・・・・・・らしいです。
投稿: | 2008/08/16 21:29:15
コメントいただきました方、とりあえずありがとうございます。
ただ、こういった場合、個別名は・・・と思いましたため、一部伏字にさせていただいておりますのでご了承くださいませm(_ _)m
それにしてもミズタマヤッコが、ですか!それは本当だとしたらすごいですね。。。
もし本当なら水族館優先の方がいいような(^^;
投稿: サイト管理者 | 2008/08/16 21:59:55
追伸:
ミズタマヤッコだけは、「ストックはされていないけどレア種の価格だけはいつでも出ている」某店さんのWebにすらありませんね(^^;
もし本当に入ったらこれを機に掲載されるのだろうか???
投稿: サイト管理者 | 2008/08/16 22:05:30
すみません、悪いことをしようとしている業者は名称は明らかにしておいた方が良いと思いまして。
そもそも、普段から色々悪い噂がある業者さんたちのようですし。
まっとうに商売されているお店や漁師、業界関係者、最終的には我々飼育者にも影響してきますから。
ただ、サイト管理者様が判断されることについては異議はございませんので、ご判断お願い致します。
追加情報では、ペパーミントと同じくらいの価格帯になるのでは?だそうです。小売で200万とか???
そんな途方も無い価格設定で、国内はもとより海外にも買い手が付かず、事態が発覚したようで。
(要は国内で裏取引できず、海外ならばれないと思って打診したのが、逆に帰ってきたようです。)
DEEPダイブの講習中に見つけたらしく、そこで一攫千金を狙って計画が発案されたようです。水深70mとか。
違法採集(密漁)で、採集地域が容易に特定できますので、それらの関係者がすぐ明らかになり、
業界全体に話が筒抜けとなってしまってますので、大きな問題となってます。
場合によっては海上保安庁も動く事になったと思います
哀れなのは採集業者で、村八分ならぬ島八分になるのでは?との情報です。
(噂によると、その関係している某ショップとのつながりの深い業界大手の問屋も関わりがあるとか・・・)
いずれにしろ、海水魚を愛する一飼育者として、たとえ激珍種でも違法取引の魚を買ってまで
関わりを持ちたくないと考えてお知らせした次第です。
どうか、心ある飼育者の方たちにも、悪徳業者には加担しないようにお願いしたい気持ちです。
投稿: | 2008/08/17 13:52:15
コメントありがとうございました。
また、ご理解いただきまして恐縮です。
なるほど、そこまでご存知なのであれば歯がゆく思われる部分もあるでしょうね。
我々としては、そういった生体は買わない(まあ、ある程度値が張れば「買えない」なんですが^^;)ことで、協力するしかなさそうですね。
あまり役に立たないご回答で申し訳ございませんが、また情報がありましたら是非ともご教示くださいませm(_ _)m
投稿: サイト管理者 | 2008/08/17 19:51:29
このコメント(ミズタマヤッコ云々について)を書いた方は先だっての漁業者のストや原油高騰による漁業者の現状を知っているのでしょうか?
小笠原にだって漁業者がおり普段は食用の魚を捕っているでしょう。そこで、観賞用でかなり高額で取引される魚が自分たちの漁場にいる事を知りそれを捕って販売する事のどこが悪徳業なのでしょうか?
この方は、ご自分が話しておられる業者から何か詐欺行為でもうけたのでしょうか?
何を持って悪徳業者と断言しているか・・・理解に苦しみます。
私は、ミズタマヤッコを捕る漁師さんがまっとうでないと断言する事が信じられません。
世界的に絶滅が危惧されているクロマグロや鮫を捕る事はまっとうですか?
不買運動を呼びかけるなんて、なんて心の狭い方だろう・・・と私は思います。
私はこのコメントを書いた方に言いたい!
『あなたはマグロやフカヒレを食べた事はないんですか?』
まっとうとか悪徳とか言うような言葉は不快に思います。
このような景気の中みんな一生懸命働いているんですから・・・
一部の方の意見だけで其の業者さんの経営が圧迫されるような事はしてはいけないと思います。
投稿: cozy | 2008/08/18 21:19:25
人にはそれぞれの考えがあること、ご意見良く分かりました。
ひとつ加えておきますが、水深が深いこの採集には禁止されているアクアラング
(ボンベ)を使用して、さらに劇物薬品を使っての完全な密漁(違法)です。
(特別な研究などの採集を目的とした場合以外は許可される事はありません。)
それでも生きていくためには何をやっても許されることでしょうか?
立派な犯罪=違法採集、つまり悪徳ではないのでしょうか?
それらの事を知っても悪徳ではないと言えるのであれば、一般良識を疑います。
私には犯罪者を擁護する気持ちにはなれません。
みんなが一生懸命働いているという発言に事に対して矛盾することになると
思いますが。今の時代、一部の人を除いて誰しもが苦しい生活を送って
いる事に違いはありません。
違法な密漁で一攫千金を狙うショップなどの業者に加担するなんてことは
許されてはいけないと思います。まっとうに観賞魚を採っている漁師さんも
もちろんたくさん居るのですから。
そもそもマグロなどの漁師と観賞魚の違法な採集を比較する事から
違うように思います。
ちなみに一部訂正ですが、地元の漁師は直接採集できないようです。
ただ間接的にでもミズタマの件を知っての資材提供は立派な共犯ですが。
投稿: | 2008/08/19 1:36:34
コメントありがとうございました。
確かに人それぞれ考え方は違うかと思いますが
違法はマズイですね。
今回の一件は、希少生体の採集ということはともかく
当該行為が「違法」であるかどうかに
かかっているように思われるのですが、
自身不勉強のためよくわかりません。
どなたか詳しい方はいらっしゃいませんか?
(できれば根拠法等と共に示していただける方)
投稿: サイト管理者 | 2008/08/19 11:05:02
はじめまして管理者様
いつも田舎者(・北地方)に住む私にとって貴重で大変為になる情報を毎回大変楽しみにして
おります。この件にて、ここまで違法・密漁といったら、いままで海外をはじめ禁止区域での魚類の採取をはじめハードコーラルにいたるまで、
一ついえば、きりがありませんし もし今後も世界各地より入る生体に、いちいち論議するつもりですか?
それよりも、他人のサイトで議論になるような発言は一般飼育者にとって不愉快に
なるような発言は止めたほうが良いのではとおもいまして書かせて頂きました。
他人が言うもなんですが、管理者様のご好意で全国のお店へのリンク・セール情報な
ど遠方な者にとって大変ありがたいサイトとして利用させて頂いております。
尚、裏事情にそこまで詳しく知っているのでしたらかなりのマニア、又は業界人のお方だと思いますのでご自分のブログなどで議論すればよいのでは?と思いまして書かせて頂きました。
長文乱文で失礼いたしました。管理者様ご迷惑でしたらご縁りょうなく削除してして下さい。
投稿: Zコマンチ | 2008/08/20 23:09:23
Zコマンチ様
コメントありがとうございます。
また、いつもご覧いただいている由、御礼申し上げます。
さて、皆様をお騒がせしているミズタマヤッコの件ですが、
信頼できる情報によると、今回は採集等一切ない模様です。
絶対ではないかもしれませんが、この場でご連絡いたします。
投稿: サイト管理者 | 2008/08/21 12:25:33
垂涎の的ですからミズタマヤッコが入荷したらさぞ大騒ぎになる事でしょう。
その棲息範囲について、何も小笠原だけではないことを思い出して下さい。
それと台湾や中国の漁船が侵入、八丈や小笠原の魚を採集し、彼らの国の魚であると言ったり、あるいは台湾の魚類図鑑に載せたことはありました。西オーストラリアの Scribbled Angelfish や Personifer が良い例です。
投稿: Tanaka | 2008/08/22 16:08:57
生息地域って小笠原だけじゃないの?
投稿: | 2008/08/22 19:02:30
Tanaka様、コメントありがとうございます。
台湾や中国の漁船が・・・ということは何となくイメージできるのですが、
次にコメントされた方と同じく、サイト管理者も小笠原以外の
生息地を存じ上げません(^^;
不勉強を恥じるばかりですが、教示いただければ、と思います。
投稿: サイト管理者 | 2008/08/22 20:44:28
おや、それは意外ですね、マーカス島を御存じないとは。南鳥島といえばお解かりでは? 英名がマーカス島ですが、アメリカ軍が駐留している小笠原より遥か南の孤島です。
実はこのミズタマヤッコが最初に発見された島です。ダイヴァーの武内宏氏がはるばる遠征し、様々な生物を発見・撮影しました。その中の一種がこれだったのです。発見者に因みその学名が Genicanthus takeuchii とされたのです。発見は1990年より少し前の話です。記載したのはハワイのリチャード・パイル博士でした(フランスのジャーナル誌、Revue francaise d'Aquariologie にて。惜しくも廃刊)。
その当時の記録は当時の Tropical Marine Aquarium という雑誌(これも廃刊)に詳しく載っています。
もし、2002年に私が出したキンチャクダイ図鑑をお持ちでしたら、御参考までにどうぞ。その武内氏の写真も載せています(Angelfishes; Debelius, Tanaka & Kuiter, TMC-Publishing, UK)。
投稿: Tanaka | 2008/08/22 22:36:23
あのう、、、ひょっとして田中先生でいらっしゃいますか???
田中先生のような大家に拙文を読まれるのは何ともお恥ずかしい限りです(^^;
マーカス島は存じ上げております。こちらも恥を晒すようでお恥ずかしいのですが
自分の中では「小笠原の一部」との認識でした。
申し訳ございません。
ご覧のとおりの稚拙なブログではございますが、今後ともご笑覧いただければ
幸いに存じます。
投稿: サイト管理者 | 2008/08/22 22:58:12
はい、失礼しました。カミング・アウト(?)します。その田中です。
拙文だなんて仰らないで下さい。こういうブログは心ウキウキします。
小笠原の一部としては認識されていないと思いますが、勿論日本領です。ここまで採集に行く人も居ないとは思いますが、可能性として述べました。但しいずれ伊豆諸島で発見される可能性もありましょう。ダイダイヤッコはその例です。
ついでに申し上げますと、Genicanthus にはあと2つ未記載のものがあります。いずれもとてつもない深海からですが、未だ標本がまだありません。
投稿: Hiroyuki Tanaka | 2008/08/22 23:11:46
うわっ!本当に田中先生ですか!
皆様(このブログを定期的にお読みの方は説明不要かと思いますが)
あの田中先生からコメントをいただいております。
しかも身に余るお言葉を頂戴いたしまして只々恐縮するばかりです。
また、貴重なご意見ありがとうございます。
今後とも適宜ご意見を頂戴できれば幸甚に存じます。
よろしくお願い申し上げます。
投稿: サイト管理者 | 2008/08/22 23:35:05
力を抜いて、もっと気楽に参りましょう。ただ言葉遊びが好きなだけです。
投稿: Hiroyuki Tanaka | 2008/08/22 23:38:34
はい、これからも生温かく見守ってください(^^;
投稿: サイト管理者 | 2008/08/22 23:41:49
完全に乗り遅れましたが(汗)魚好き向けには突っ込み所満載の水族館でしたね。
貼り紙には驚愕しますね。
あの魚達の生存を本気で願います。
投稿: はるお | 2008/08/27 21:29:06
はるお様
ご感想ありがとうございました。
驚愕の貼紙はともかく(^^;イベント終了後にきちんと育てられることを
願いたいですね。
投稿: サイト管理者 | 2008/08/27 22:58:53
南鳥島(マーカス)は小笠原ですよ。
小笠原村の住民は本籍を取るとき
東京都小笠原村南鳥島という本籍が取れます。
。
投稿: mizutama | 2008/10/02 8:52:40
mizutama様
情報提供ありがとうございました。
なるほど、という感じで勉強になりました。
投稿: サイト管理者 | 2008/10/02 12:12:13
今確かめました。本当ですね、小笠原の一部でした。失礼致しました。
それと情報、どうも有難う御座いました。危うく知らずに居るところでした。
投稿: 田中宏幸 | 2008/10/23 18:51:33
田中先生
わざわざありがとうございました。
小笠原はさておき、先生には今後もいろいろとご教授いただきたく、よろしくお願いいたします。
投稿: サイト管理者 | 2008/10/23 20:37:07
香港で14cmの個体を飼っている人が居ます。You Tube で画像が2本流れています。
今年6月に売りに出されるそうです。採集場所は不明です。アメリカのサイト;Reef Central にてコメントが出されました。以下。
~非合法な取引ではないか、ダイヴァーによる採集も禁止されているはず、など多数寄せられました。取り扱うのは日本の業者らしいのですが、どうも売り先は米国みたいで、買い手を求めている、という話です。
危険ながらシュノーケルだけでの深い場所での採集も可能でしょうが、どう結果が出ますか。
投稿: 田中宏幸 | 2010/04/12 9:29:24
田中先生、
ご無沙汰しております。
そしてご連絡ありがとうございました。
そうですか、、、日本の業者が取扱うのですか。。。
出ているご意見は至極ごもっともであり、実際どうかはわかりませんが、
違法行為はあってはならないこと、顛末がひじょうに気になるところですね。
また何かおわかりになられましたら是非ご一報くださいませm(_ _)m
投稿: サイト管理者 | 2010/04/12 22:58:02