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2006年11月 3日 (金)

串本の危機

ご覧になった方もいらっしゃるかと思いますが、本日のフジテレビスーパーニュース」において、串本の受難が紹介されていました。串本といえば、その美しい海岸やサンゴで知られる本州の最南端ですが、無論、海水魚ファンやダイバーの方にも有名ですよね。その串本で昨年の「オニヒトデ」に続いて今年も新たな「頭痛の種」が大発生したとのニュースが放送されたのです。

串本の美しいサンゴ群 ←串本の美しいサンゴ群(写真は、串本町観光協会公式ホームページ<URL www.kankou-kushimoto.jp/>のものです)

さて、今回の「頭痛の種」・・・それはセイタカイソギンチャク。そう、我々マリンアクアリストにも馴染みが深く、時には本格的に格闘することとなる、あの「カーリー」です。なんと串本近辺では、現在、このカーリーが異常繁殖中で、サンゴ等生体へはもちろんのこと、養殖業への影響も懸念されるという非常に憂慮すべき事態となっているとのことで、テレビに映し出された映像は、さながら「カーリー水槽」のようなものでした。あれだけ繁殖してしまっていると、どう対処したらいいのかちょっと思いつかない、というくらいにビッシリ!また、映像には、生きているホタテ貝にまでカーリーが付着・生息している状況が映し出されていました。カーリーの生命力や繁殖力を身を以って知る者として、本当に今後の被害拡大が懸念されるところです。なお、このニュースは、紀伊民報等でも報道されていますので、もっとよくお知りになりたい方は「セイタカイソギンチャク 被害」等の検索ワードで検索してみてください。

何やら地球温暖化も関係している、と説もあり、結果的に人類が引き起こしている厄災という可能性もあるようですが、とにかく早期に解決されることを願うばかりです。

11月 3, 2006 その他 |

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